タロットカード 愚者 の解説 |タロットカード解説

タロットカード解説占い辞典

タロットカード【愚者(フール)】の基本的な意味は?

「愚か者」のタロットカード
愚者 (フール)
yona
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このページは、占い辞典・タロットカードの解説ページです。

今回はタロットカードの22枚の大アルカナから、0番の「愚物」の解説をしていきます☆・*。・:*+..:+

【愚者(フール)】の核となるキーワード

新しい始まり

【愚者(フール)】の絵の意味

崖の上に立っている若者は、これから冒険に出ようとしています。
白い太陽に照らされ、白いバラを持ち、白い犬を連れて。白は、汚れのない純真さや、無垢を象徴する色です。イラストの若者は、若さ・・・つまり未熟さを表します。

足元の白い犬が警告しているようですが、彼は足の向かう先に崖があることに気づいていない様子。
あと一歩踏み出せば転落してしまうかもしれませんが、彼はそんなことにはお構いなしに天を仰いでいます。彼は、なるようになる、と楽天的に捉えているみたいです。たとえ崖から足を踏み外したとしても、その先でまた新たな人生が始まります。

彼はいまだ何者にもなっていないのです。それゆえ、何にも捉われず自由を謳歌しています。
愚者は、これから何が起こるかわからない、無限の可能性を秘めたカードです。

タロットカード【愚者(フール)】の正位置・逆位置別の意味

タロットカードの正位置と逆位置とは、カードが引かれたときにカードが上下逆さまになっているかどうかで決まります。
正位置のカードは、そのカードの持つ意味が最も明確に表れるとされていますが、逆位置のカードは、そのカードの意味が逆転したり、ネガティブになったり、その意味に到達できていないなどの意味になります。

それでは、正位置・逆位置別の解釈の例を見ていきましょう。

タロットカード【愚者(フール)】の正位置の意味

「愚か者」のタロットカード
愚者 正位置

正位置の基本キーワード

新しい始まり、未熟、無邪気、自由、何者にもなっていない、リスクを冒す、楽観主義、冒険、旅行、軽薄、発想力、危うさ、とらわれない、おおらか、気楽、インスピレーション など

愚者の正位置が出たら、どう解釈する?

タロットカードの愚者は、新しい冒険や始まりの象徴です。若者の可能性という意味が強くなります。まだ未熟で、これからどうなるか分からないけど、何にも捉われずにインスピレーションを大事にすることで、思ってもみないチャンスに恵まれたり、斬新なアイデアが湧いたりするでしょう。
枠に捉われず自由でいることで、未来への可能性が広がるかもしれません。

愚者の正位置が出たとき、恋愛・仕事・人間関係それぞれのキーワードを出すなら?
恋愛について占った時のキーワード例(愚者/正位置)

突然の恋、新しい恋のはじまり、衝動的な行動、未熟さ、謎めいた相手、異国情緒、期待感、リスクを冒す、好奇心、未来に向けた展望、異性に対して無頓着、率直な気持ち、可能性の扉が開く、自分自身を表現すること、心を開く勇気 軽いノリ など

仕事について占った時のキーワード例(愚者/正位置)

新たなスタート、無邪気さと遊び心、大胆なアイデアと発想力、自由と独立心、クリエイティブなアプローチ、チャンスをつかむ勇気、未来への期待と希望、誰にも束縛されない自由な働き方、リスクを冒すことでの成功、現状維持にとらわれない柔軟性、革新的なアイデアとイノベーション、突飛で独創的なアプローチ、前例のないことに挑戦する など

対人関係について占った時のキーワード例(愚者/正位置)

新しい出会い、可能性の広がり、見方を変える、無邪気な人、未熟さ、好奇心、自由な精神、おおらかさ、冒険心、遊び心を持つ、人生を楽しむ、変化、楽観的な人 など

タロットカード【愚者(フール)】の逆位置の意味

愚物のタロットカード逆位置
愚者 逆位置

逆位置の基本キーワード

翻弄される、未熟者、自己中心的、思慮が足りない、不注意、未完成、関心不足、軽率な行動、リスクを冒す、協調性がない、軽薄、危うい、無精、逃げ腰、逃避願望、旅行先でのトラブル 楽な方に流れる 風見鶏 など

愚者の逆位置が出たら、どう解釈する?

逆位置のカードは、愚者の危なっかしさや世間の厳しさにスポットが当たります。
正位置のカードが新しい始まりや可能性を示すのに対して、逆位置の愚者は、ミスや失敗が増えたり、思いがけない展開が強調されます。
本来もっている愚者のカードの勇気や決断力といったプラスの意味よりも、思慮深さに欠けた無鉄砲な行動が目立ってきます。
未熟さや未完成の状態も示すことがあり、深く考えずに突っ走ってしまい危険な行動に繋がったりすることも。
逆位置の愚者が出た場合は、思いつきで行動せず、いったん立ち止まって考えるようにしましょう。

愚者の逆位置が出たとき、恋愛・仕事・対人関係それぞれのキーワードを出すなら?
恋愛について占った時のキーワード例(愚者/逆位置)

遊びの恋、関心がない、行動力が不足している、未熟な選択、煮え切らない態度、自己中心的な相手、危険な行動、大胆さが足りない、不安定な恋、状況が混乱している 生活力のない異性、ナンパ、二股以上の恋 など

仕事について占った時のキーワード例(愚者/逆位置)

経験や能力の不足、未熟な行動、やる気のなさ、仕事に関心がない、ケアレスミス、思慮不足、危険な行動、未完成の仕事、不安定な立場、その場しのぎ、重大なリスクに気付いていない など

対人関係について占った時のキーワード例(愚者/逆位置)

コミュニケーション不足、協調性のなさ、自己中心的な態度、いい加減な付き合い、思慮のなさ、無責任な行動、自分の心を隠す、単独行動が過ぎる、アウトロー気取り、見て見ぬふり など

タロットカード【愚者(フール)】についてのまとめ

愚者のカードは、新しい始まりや、何が起こるか分からないワクワク感を伝えてくれるカードです。
逆位置になると、若者の未熟さや無鉄砲さが際立ってきますが、それは、カードを引いた人が愚かな判断をするという意味ではなく、人生の中で今、少しバランスを崩していないか?これからバランスを取るためにはどうしたらいいか?と、カードが問いかけてくれています。

正位置・逆位置どちらの場合も、若者ゆえの未熟さや軽やかさ、また何にも捉われない自由さがあります。愚者は自由な旅人。未熟で世間を知らないからこそ出せる斬新なアイデアや、周りからのヒントやサポートもあるはずです。ぜひ、愚者のカードからあなたにぴったりのメッセージを読み取ってくださいね。